樹脂メーカと弊社が共同で開発したボビン用複合樹脂です。
ガラス繊維、セラミックス等が含まれ、鉄ボビンに匹敵する強度を持ちます。
大型ボビンを成形する為には、大きな金型と型締力の大きな射出成型機が必要です。弊社では、半分のボビンを成形し、中央部で回転させて発生する摩擦熱で溶着して一体成型品と同等強度を持つボビンの製法を確立しています。
当工法は弊社のTSFボビン、TSBボビンで実際に活用しています。ボルト・ナット等を使用していない為、リサイクルが容易な事も特長です。
平角線等を整列巻する場合は高い寸法精度のボビンが必要となります。弊社では、NC正面旋盤を使用して切削加工によりその様なご要求に応える体制を構築しています。
弊社では、小さな物から大きな物まで幅広く、お客様のニーズに合わせた物をご提案させて頂きます。
また、ボビンだけにとらわれず、ボビン以外の物もご提案させて頂きます。
弊社には、設計部門・金型部門・成形部門・販売部門等が有り、ボビン設計から販売まで一貫した提案をする事ができます。一貫生産しているため、試作時の連携や金型のメンテナンス等も容易です。
製品設計、金型設計・製作、量産成形後の金型メンテナンスは基本的に全て社内で行っています。
成形工場と金型工場が隣接している為、タイムリーな金型メンテナンスが可能です。
弊社では型締力180tから850t の合計20台の射出成型機にて小型軽量ボビンから大型特殊ボビンまでの幅広いプラスチックボビンの成形を行っております。
汎用樹脂である、PP、PS、ABSを主に使用していますが、お客様の使用目的、ご要望に応じて、PA、PE、PC等の樹脂も使用可能です。又、お客様のご用命によりボビン以外の製品も取り扱っております。
技術向上の為、成形技術習得に力をいれており、1級技能士、2級技能士、3級技能士を各々複数名要しております。
P型ボビン・PL型ボビン・PT型ボビンなどの駒の溶着
回転溶着機(スピンウェルダー)を使用しています。
ナイロン複合材・ABS材のTSB型とポリプロピレン材の低発泡成形品のTSF型の接着に使用。
各パーツを組み立てて、ボルト締め、木ねじ止めなどでボビン形状にします。
特殊インクとスクリーンを使い社名などを成形品に印刷します。
溶剤溶着した成形品を小型の回転機(スピンウェルダーとは別)を使用してバリや溶剤で溶着した接合部分をナイフと工業用研磨パッドを使い、仕上げています。
引張試験については長野県工業技術総合センター 材料技術部門様保有の強度試験機を利用して試験を行ないます。この強度試験機は新規材料採用時またはご依頼のある製品について引張試験を行なう時に使用します。
強度試験機の設置場所: 長野県工業技術総合センター材料技術部門
長野県長野市若里1丁目18-1
歪等のデータが必要な場合には、外部にて試験を行ないます。引張試験、圧縮試験、曲げ弾性試験、材料分析等の試験が可能です。試験機の予約状況により使用できない時がありますので提出期限より3週間前にはご依頼下さい。
・PVC・PE絶縁体の表面にスパイラル状にラインを印刷できます。
・別色にて1本の電線に1~3本のラインが可能です。
電線サイズ | AWG:6~26程度 外径(mm):1.0φ~8.0φ程度 |
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ライン色 | 赤・青・桃・緑・茶・灰・黒・黄・橙白・その他 |
・PVC絶縁体(単線)を溶剤を使用して接着し多色混合のフラットケーブル(リボン線)の製造が可能です。
電線サイズ | AWG:16~26程度 外径(mm):1.0φ~4.0φ程度 |
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長物(電線、エナメル線、フィラメント等)の各種ボビンへの巻替えや把取りが可能です。
電線加工に関するお問い合わせはこちらまで:電線課 青木 t.aoki@k-tokuden.co.jp